未来のコミュニティ研究室(FCL)とは?
かつての地域(共同体)は、所属する個人の生活、生産におけるあらゆる機能を満たすものでした。その後近代以降の歴史では、個人の想 いや行動をサポートすることが重視されるようになり、地域から離れてきた人々の動きがありました。
その反動か定かではありませんが、昨今、個人が地域を回顧し、また密度の下がった地域が改めて個人を求めなおしているように感じます。個人が複数の、多様なコミュニティに属することがごく当然である時代になり、そんな中で『関係人口』『つながり』が改めて注目されるようになりました。
未来のコミュニティ研究室は、全国の倍のスピードで人口減少が進行し、高齢化率が全国の30年後の数値よりも高い、人口減少先進地の岐阜県飛騨市を舞台に、飛騨市の愉快な仲間や学術機関の研究者たちがそれぞれの所属の境界を越えて、「関係人口」や「人と地域の居心地のいい関係性」、「まちの魅力の可視化」を研究・実証を行っています。
VISION
ありたい姿
よろこびとしあわせがあふれる地域の未来のあり方について、
模索・探究・蓄積・発信を担いながら、地域内外を問わず
それらに興味のある人のハブ・能動的に動く地域の根っこになる。
MISSION
使命
意図的に創造の種をまく
地域内外の人が混ざり合うきっかけを提供し、新しいものの見方やアイデア、知的好奇心を生む種をまく
発想が展開する機会を増やす
創造や発展の種を芽吹かせ、大きくしていくための探求や研究を、現場重視の手法により行い、またその参加機会を開く
成果の蓄積と発表
探求や研究の成果、関連活動の結果やデータを蓄積・発表し、これからの地域を考えるための情報をアーカイブする
FCLが関わっているプロジェクト
未来のコミュニティ研究室では、さまざまなプロジェクトに関わり、研究等を行っています。
2019年より観光客以上移住者未満と定義される「関係人口」を研究し、全国に飛騨市の取り組みを発信中です。
まちへ飛び出し、まちらしさを調査し、飛騨市の魅力を研究しています。地域らしさを持続させるためのヒントを模索中。
だれでも参加できる交流会。地域内外の人が混ざりあって交流して新たなつながりやファンを増やしていきます。
会員は全国に1万人!飛騨市に心を寄せてくださる方と楽しく交流するコミュニティです。会員特典も充実!
飛騨市の困りごとに全国の皆さんからお助けをいただくプロジェクト。「うれしい!楽しい!面白い」が合言葉。
小規模ミュージアム「飛騨みやがわ考古民俗館」を盛り上げるためのコミュニティ。縄文好きな方におすすめです。
飛騨のお米が美味しい理由を探り、価値を掘り起こし、持続可能な農家モデルを目指します。
MEMBER
メンバーのプロフィール
舩坂 香菜子/Kanako Funasaka
2017年8月に飛騨に移住、2018年4月から楽天グループ株式会社より飛騨市役所に出向し、未来のコミュニティ研究室を立ち上げる。現在は、地域商社(株)ヒダカラの共同代表として、飛騨地域の魅力をか輝かせるために活動中。
上田 昌子/Shoko Ueda
飛騨市役所総合政策課に所属。2017年1月より飛騨市ファンクラブの立ち上げに携わり、地域のファンを増やすべく業務を担当。飛騨市ファンクラブを発展させ、ヒダスケ!を開始。現在は広報を担当し、飛騨市の宝物を発信中。
杉本 あおい / Aoi Sugimoto
水産研究・教育機構の研究員。国内外の漁村・離島(&農山村)にて住民主体型自然資源管理論の研究を進めている。研究関心は人ー共同体ー自然の健全で幸せな関係性を思索すること。持続可能な社会を実現するための人類の変容プロセスを理解すべく、日々人体実験として自己変容を促進している。
杉野 弘明 / Hiroaki Sugino
東京大学大学院農学生命科学研究科・助教。専門は、環境心理学・人間環境学。人間と環境との“相互浸透作用”を着眼点とし、学際的な手法を用いながら地域づくりや合意形成などフィールドにおける課題解決に取り組んでいる。
上原 惇 / Shun Uehara
IT企業勤務。2018年は飛騨を基盤とした鳥獣問題解決のためのアイデアソン”Local Innovation Camp”に参加。2020年からは地元の群馬県東吾妻町のまちづくり委員として活動。石棒クラブメンバー。
佐藤 弘人/Hiroto Sato
サッポロビール経営企画所属。通称Boss。
お酒や街づくりでの事業開発や経営改革といった経験から、個や組織が気付かずにいる常識や文化を剥がし覚醒させる場づくりを進める。人や地域をつなぎ、偶発性から未来を創るユニーク活動ハンター。
関口 達也/Tatuya Sekiguchi
京都府立大学 生命環境科学研究科 准教授。
学生時代は都市工学を専攻。まちや地域にあふれる空間情報を活用して、人々の行動や地域に対する評価・想いを分析し、より良い都市・まちづくりを目指すための研究にいそしんでいる。
武田 裕之/Hiroyuki Takeda
大阪大学大学院工学研究科ビジネスエンジニアリング専攻 講師。 都市計画、建築、不動産の観点から、まちづくりにアプローチ。過去・現在・将来の人々が「住み続けられるまち」のあり方を模索中。
関根 仁美/Hitomi Sekine
大阪大学大学院工学研究科ビジネスエンジニアリング専攻特任研究員兼博士課程学生。都市計画・まちづくり分野の研究室に所属し、地方創生計画の評価や地域に関わる人々の調査分析を進めている。
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飛騨市を舞台に一緒に研究・活動したい方を大募集します。ぜひご参加ください。
例えば…
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