『関係人口』と共創する地域の在り方について考える参加型シンポジウム2019実施レポート

8月28日、永田町と飛騨を繋いでシンポジウムを実施致しました。ご参加ありがとうございました!
約120名の多様な方々にご参加を頂きました。
当日は、①飛騨市のプロジェクトについて②指出一正氏による全国各地の関係人口の事例③トークセッションを行いました。

トークセッションでは様々な立場の方にご登壇頂き、
発散してしまった部分もありハラハラさせてしまって申し訳ありませんでした。

sli.doを活用してご参加された方々からご意見を頂いておりましたが、
終了時に200もの熱量ある投稿をいただいておりました!
関心が高い皆さんとご一緒出来たこと、大変うれしく思っています。

今後の議論の種を沢山いただきましたので、
当日お答えできなかったものも含めて、
これからfacebookや当ウェブサイトにて皆さんのご質問についての研究室の議論をアップしていくことにいたしました。

研究内容等も随時アップしていきますので、引き続きチェックをよろしくお願い致します。

そもそも未来のコミュニティ研究室とは?

未来のコミュニティ研究室とは、ひとことで言うと、飛騨市を舞台とした”地域と地域外の幸せなかかわり方を探求するプロジェクト”です 。

飛騨市では、かねてから飛騨市ファンクラブや種蔵村民などの仕組みを作り、いわゆる関係人口と呼ばれるような市外の方と連絡が取れ、交流をしたり、こまりごとのお手伝いをお願いしたりできる”観光客”とは違う方を募りつながってきていました

その流れの中で、今や、毎月のように飛騨市に来てくれる方、飛騨市の方と協働して商品開発される方、地域にぐっと入って行事の担い手になり地域を盛り上げてくださる方々など、地域外にいながらも飛騨市の方々と”共創”する存在が見られるようになりました。

『関係人口』というキーワードが地方創生の柱に掲げられるなどホットだったこともあり、『移住』をゴールを捉えているかのような施策も散見されるようになります。地域に密着している私たちは、現場で飛騨市に関わる方と接する中で、地域との関わりにはさまざまなきっかけがあるものの、単純なステップアップではなく、また移住とも別の独特のメカニズムがあるのではないか?と仮説を立て、もっと知りたいと思うようになりました。

また、実際に飛騨に住んでみると『この魅力的な喫茶店は5年後10年後もあるのだろうか?』『こんな素敵な魅力を誰も知らないなんてもったいない!』と思うことも多々ありました。

そんな中で、地域と関わる人とのより多く、よりいごこちの良い接点を作っていき、人口減少下でも地域の魅力を維持していきたいという想いが募りました。

そんな関係人口のメカニズムへの興味と、飛騨への想いからスタートしたのがこのプロジェクトです。 未来のコミュニティ研究室では、実際に飛騨やとある地域とかかわりをもった方へのアンケートやインタビューを通した研究、そして地域にある3つのテーマ『飛騨市ファンクラブの進化』『飛騨みやがわ考古民俗館の活用』『飛騨米の世界ブランド化』を掲げて、現地の方を中心としながらもそれぞれに共感した地域外の方が寄り添って実証を進めています。

当日のビデオ

当日の様子を、Facebookにて配信しております。都合が合わずご参加いただけなかった方や、申込できなかった方、是非ご覧ください。

★前半
未来のコミュニティ研究室からのお話・指出様の講演

★後半
トークセッション『ここが気になる関係人口』

トークセッション・コメント内容抜粋

登壇者コメント

・地域ではコミュニティを感じやすい
・地方側が東京の関係人口になるということもある双方向のもので、決して都市部から地方、という一方通行ではない
・移住しないからお互いにとってハードルが低い面がある
・キーワードは来る側の『居心地の良さ』と、迎える側の『嬉しさ』?
・関わり側の地域コミュニティと関わるリテラシーも重要
・人と人とのミクロなつながりの連続。そこを見ていくべきでは。
・地域へのメリットは『結果』として出てくることもあるが、それを求める訳ではなくどんなかかわり方でもいい
・『関係人口』になる入口は偶然的なものであることが多い
・関係のパイプラインが出来るキッカケを作りだせるのではないか

会場からのコメント

・関係人口は、移住が延長線上にないとのことでしたが、関係人口のゴールはどう捉えるべきでしょうか?
・飛騨市は、(日本の中心都市の東京からも比較的距離が近めで、知名度も比較的地方の中では高く、その上、)歴史や文化、エンタメに置いて様々な”アイデンティティ”を持っていると思うのですが、(地理的に東京からも遠く、知名度も無くて)”アイデンティティ”を発見できていない場所は、どうすれば発見できるでしょうか。
・関係人口を受け入れやすい地域と受け入れにくい地域の質的な違いってあると思いますか?あるとすれば、その違いは何に規定されるのでしょうか。
・例えば祭りの人足が足りなくて、そこにほかの地域の人に入っていただくようなことも身近な関係人口かな。
・こうしたイベントも含めて我々の情報や交流のアクセスポイントがもっと増えるといいと思います。
・関係人口は量よりも質だと思うのですが、いかがでしょうか?
・限界集落などの、本格的に存続がまずい地域が、打開策として「関係人口を創出することで地域を盛り上げよう」とする場合、どのようにすれば関係人口が創出できるでしょうか?より一般的なというかそういった地域に応用できそうな経験談とか方法論的なお話を皆さんからお聞きできればと思います。
・地方と地方の関係人口も考えるべきだと思います。
・関係人口はよくわからなかったですが、飛騨が素敵な関係を作っているのはよく分かりました
・農村や漁村をたたむ際にも関係人口の力は役たちますか?

最後に

当シンポジウムをきっかけに関心の高い皆さまとお会いできたこと、大変うれしく思います。
引き続き、未来のコミュニティ研究室をよろしくお願い致します!

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