なぜ東京の皆さんは飛騨の石棒ツアーに来なかったのか?

こんにちは。石棒クラブメンバー兼石棒研究員です。

本日は、先日11/16(土)に飛騨で実施した石棒ツアーについて1つの考察を書こうと思います。

と、その前に、
私たち石棒クラブが運営している石棒コミュニティページが、
300いいねを達成しました。

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11/16(土)石棒ツアー@飛騨みやがわ考古民俗館を振り返る

事の始まりは8/28(水)。東京の永田町で石棒ナイトvol.1を開催しました。

おかげさまで約50名の皆さんに集まっていただき、
映画「縄文にハマる人々」の上映会と、
デイリーポータルZ安藤さん、飛騨みやがわ考古民俗館三好さんと一緒に石棒トークを実施しました。

石棒クラブにとって初めてのイベントということもあり、
そもそも参加者が集まるのかどうかという
不安などもたくさんあったのですが、
来場者の皆さんが優しい方々ばかりで、
無事イベントを実施することができました。

そこで告知をしました。
「11/16(土)に飛騨で石棒ツアーを実施するかもしれません?」と。

そもそもなぜ飛騨で石棒ツアーなのか、という話ですが、
岐阜県飛騨市にある飛騨みやがわ考古民俗館は、
1,000本以上の石棒を収蔵しています。

その石棒の数は全国でもまれに見る数でして、
普通1つの集落で石棒は数本見つかれば多い方と言われているなか、
飛騨市のある集落では1,074本も見つかったのです。

つまりは石棒の聖地と言われる飛騨市で、
そして飛騨みやがわ考古民俗館で、
実際に圧倒的な数の石棒を見ながら石棒を学ぶコンテンツを行う
というのが11/16(土)の石棒ツアーでした。

私たちは石棒ツアーを宣伝しているときにこう思いました。

「これで東京の方も飛騨に来てくださる・・・石棒という強烈なコンテンツが飛騨にはある・・・このツアーにより飛騨と東京が一気につながり、石棒ファンづくりも加速するだろう」

実際に石棒ナイト終了後のアンケートでも、
「ぜひ参加したい」と思ってくださった方が10名以上いらっしゃり、
メールアドレスも書いてくださいました。

しかしそう簡単にはいかないのが現実でした。

結果からお伝えしますと、
11/16(土)石棒ツアーの東京からの参加者は0名
参加者は皆、飛騨市や飛騨市周辺の方がメインでした。

ではなぜ、東京の方々を飛騨に呼び込むに至らなかったのでしょうか。
考えられることがいくつかあります。

理由1:飛騨が遠すぎた?

まずはこれです。

飛騨市は岐阜県で最北端にあるエリアで、
ちょっと北に行くと富山に入ります。

そんな飛騨なのですが、東京からのアクセスは主に4つ。

・東京から北陸新幹線で富山(3時間くらい)⇒富山から特急で飛騨古川(1時間ちょっとくらい)

乗り換えも考えると、この北のルートは約5時間程度かかります。

5時間というと朝7時に出ても到着は12時。
半日を移動に使うことになります。

・東京から東海道新幹線で名古屋(1時間半くらい)⇒名古屋から特急で飛騨古川(2時間半くらい)

乗り換えも考えると、この南のルートも約5時間程度かかります。

・高速バスで新宿から約5時間くらい。

・車で東京から約5時間くらい。

どのルートであっても5時間くらいかかります。
この「5時間」という距離感が強烈にハードルとなりうるのです。

5時間あれば、結構いろいろな選択肢があることがわかります。
飛行機を使えば東京から北海道や沖縄にも行けますね。

石棒ツアーが、
北海道や沖縄旅行を超えるほど魅力的でないといけないかもしれません。
(時間だけではなく費用面等様々な要素もあると思うので、
そんな簡単に北海道旅行や沖縄旅行と比較はできないとは思いますが)

理由2:東京で石棒の魅力を伝えきることができなかった?

8/28(水)に実施した石棒ナイトのコンテンツは、
映画「縄文にハマる人々」と石棒トークバトルでした。

タイトルは「石棒ナイト」でしたが、
コンテンツの大半は「縄文」をテーマにしたコンテンツでしたので、
「縄文」が大半のコンテンツになりました。

そのなかで今になって振り返ると、
石棒の魅力を伝えきるには不十分であり、
「石棒ツアー!行きたい!」まで気持ちを高めることができなかった
と考えています。

ちなみに、
石棒を魅力を伝えるときに欠かせないのが三好さんの存在でした。

三好さんは普段は飛騨市教育委員会で働いており、
飛騨みやがわ考古民俗館を担当されています。
(石棒クラブにも所属)

そんな三好さんなのですが、
石棒の魅力に取り憑かれるためのキーパーソンなのです。

もちろん今になって考えると、
石棒自体の魅力がある⇒石棒に興味を持つ、
という流れで石棒に興味を持つのですが、
私が石棒に魅力を感じたきっかけは、
三好さんの石棒に対する愛や石棒の面白さを伝えるトークでした。

つまり三好さんから石棒の魅力をいかに伝えることができるか
が8/28(水)石棒ナイトでは勝負だったのかもしれません。

今考えるともしかしたらもっと全面に、
8/28(水)石棒ナイトで、三好さんを出してもよかったのかもしれません。

理由3:三好さんの魅力を伝えるには飛騨バックグラウンドが足りなかった?

とはいえ、石棒の魅力を伝えきるには、
三好さんのトークだけでも不十分なのかもしれません。

重要なのは、
石棒にあわせて「飛騨をいかに伝えるか」だと考えています。

どういうことかといいますと、
私が三好さんに石棒の魅力を語っていただいたとき、
その場所は東京ではなく「飛騨」でした。

飛騨の自然や飛騨の食べ物、雰囲気や空気など、
様々な飛騨バックグラウンドを感じたうえで、
三好さんのトークがあることで、
「石棒面白い!飛騨面白い!⇒石棒見に行きたい!」
になるのではと考えています。

そう考えると、東京のイベントで三好さんのトークだけでは
もしかしたら魅力が伝わりきらないかもしれません。

そんなときは、飛騨の食べ物を食べたり、飛騨の映像を流したりと、
「飛騨自体の魅力」をバックグラウンドとして設けておきながら
「石棒の魅力」を伝えることが必要なのではと考えています。

上記3つはあくまで主観に基づくものですので、
「いやそうじゃない」ということもあるかもしれませんが、

現時点での考えをここでまとめてみました。

地域の魅力を伝える際、いや、
地域の魅力を伝えきる際などに参考になればと思います。

最後に改めて石棒クラブの紹介

【石棒クラブとは】
石棒クラブは、2019年3月に岐阜県飛騨市で誕生したプロジェクトです。石棒の聖地である飛騨みやがわ考古民俗館という場所を舞台として、いかにして関係人口を増やしていけるかという、地方創生のチャレンジングな試みに挑戦しています。更には、これからの小規模ミュージアムのあり方を再定義することを目指しています。

【石棒クラブの主な活動】
・石棒コミュニティ(情報発信)
https://www.facebook.com/sekibo.club/
*石棒コミュニティは、石棒クラブの活動を周知するfacebookプラットフォームです

・future community labウェブサイト(プロジェクト報告)
https://fclhida.com

・石棒Instagram(一日一石棒?)
https://www.instagram.com/sekibo.club/

・石棒3D化(石棒革命)
https://sketchfab.com/sekibo.club

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